“オール信州産”のオリジナル商品をはじめ、食を通して地域社会に貢献しています

JA・全農による共同経営から新たに生まれ変わり、2015年より事業をスタートさせた長野県A・コープ。JAの特色を生かした農畜産物の販売拠点であり、また生産者と消費者を結ぶ架け橋として、地元の食文化を支える店づくりを行っています。

今回は、しあわせバイ信州に共感する取り組みについて、営業部販売促進課・牛尼裕治さん(左)と商品部商品開発課・髙橋務さん(右)にお話をうかがいました。

品揃え豊富な大型農産物直売所を設けたA・コープファーマーズ

地域の農畜産物を地域で消費する社会づくりを目指して

長野県A・コープでは、地域の農畜産物を地域で消費する持続可能な社会づくりとして、地産地消と地域振興に取り組んでいます。現在、長野県全域で展開する全29店舗には「生産者直売コーナー」を設けており、地元生産者が丹精込めて育てた新鮮な農産物を毎日並べています。採れたての野菜、果物、きのこ、お花が揃うとあって、利用者のみなさまより大変好評をいただいています。

また新業態として、大型農産物直売所を設置した「A・コープファーマーズ」も13店舗展開。食と農の発信拠点づくりを促進しているところです。

とりわけ注目していただきたいのは、畜産部門です。当社では「牛・豚・鶏精肉100%県産国産宣言」を掲げ、信州ブランドである信州プレミアム牛や信州アルプス牛、信州ポーク、信州福味鶏といった信州産を最優先。生産者の顔が見える、新鮮でおいしいお肉を取り扱っています。

「信州産豚肉と信州産牛肉100%の粗挽きハンバーグ」(惣菜商品)1パック538円、「信州の銘水」1本(500ml)106円。「南農かすてら(信州産りんご・和梨)」1パック538円は10月頃から販売再開

信州の農畜産物を信州で加工。オール信州産の商品を開発

県産農畜産物の販売に加えて、長野県A・コープオリジナル商品にも力を入れています。なかでも、“信州の農畜産物”を“信州で加工”し、“信州のみなさまに消費”していただくことを目的に開発した「オール信州産」の商品も続々登場しています。

たとえば、信州産豚肉と信州産牛肉を8:2の割合で使用した粗挽きハンバーグは、長野市の食品製造会社(株)タカ商で製造したもの。粗挽き肉ならではの弾力ある食感と肉の旨みがぎゅっと詰まった一品です。

お肉・冷凍コーナーでは、お好きな調理法で楽しめる「冷凍(生)」、「冷凍(焼き調理済み)」をご用意しています。お惣菜コーナーではデミグラスソースと和風ソースの2種類を販売。こちらは調理済みなので、ご家庭で温めてすぐにお召し上がりいただけます。

今年7月には、信州産のミネラルウォーター「白馬山麓 信州の銘水」も発売しました。白馬アルプス地域のミネラル分豊富な地下水を、小谷村の小谷生コンクリート工業(株)白乗湧水工場でボトリング。まろやかでおいしい水を、自信を持ってお届けします。

長野県南安曇農業高等学校と、安曇野市の食品製造会社(株)辰巳、当社のコラボ商品として生まれた「南農かすてら」も大人気商品です。信州産の新鮮な卵と牛乳でつくる、ふわシュワな軽い食感をお楽しみいただけます。

信州の恵みが詰まったオリジナル商品がずらり

ジャムは20種類ほど。ネクタリンやセルリーなど、ほかではあまり見かけないものも

ほかにも、ロングセラーの信州産生乳100%ヨーグルトをはじめ、信州産大豆100%生豆腐、信州産のそば粉と小麦粉を使った7割そば(乾麺)、種類豊富なジャムなど、県産食材にこだわったオリジナル商品を多数取り揃えています。

年内には、県産餅米でつくるお餅も発売予定です。多いときは月に20〜30品もの新商品が登場していますので、ぜひチェックしてみてください。

牛尼さん(右)、高橋さん(左)ともに、「南農かすてら」は香りのいい和梨がお気に入りだとか

11月14日(木)〜17日(日)には、長野県A・コープ全店舗にて「秋の信州農畜産物フェスタ」を開催します。信州産の野菜や果物、お肉をより強化してお求めやすく販売しますので、ぜひ足を運んでいただけたらうれしいです。

これからも「新鮮・安全・安心・健康」をモットーに、地域のみなさまとのコミュニケーションを大切にしながら、地域密着型の店づくりに尽力していきたいと考えています。