地域に支えられて100年。安全性とおいしさを追求した「上伊那ブランド」を発信し、地域に恩返しを

1924年(大正13年)に書店として創業し、昨年100周年を迎えた株式会社ニシザワ。運営するショッピングセンター「ベルシャイン」やスーパーマーケット「食彩館」では、安心・安全でおいしい商品を消費者の皆様にお届けするため、さまざまな取り組みを行っています。今回は、スーパーストア事業本部販売部部長の伊藤宏峰さん(上写真)と商品部部長の小山内聡さんに、しあわせバイ信州とリンクする展開についてうかがいました。
「誠実」を社是に、地域の良いものをお届けしたい

生産者さんの顔写真がずらりと並ぶ、伊那の野菜直売コーナー
当社の根幹にある考え方は、誠実であること、そして社会のお役に立つこと。小さな誠実を積み重ね、地元のお客様に少しでも良いものをお届けしたいと願っています。
上伊那の地で100年続いてきた会社ですから、生産者の方々とも長いお付き合いがあります。地元の生産者さんやメーカーさんを大切にすることで、地域の経済を回し、生業を長く続けてもらいたい。これまで地域の方々に支えていただいたからこそ、この先の100年も、地域への恩返しをしていきたいと考えています。
15年ほど前に立ち上げたオリジナル開発商品「春夏秋冬」も、そうした思いから。春夏秋冬365日、安心して食べていただける「地域の良いもの」をコンセプトに、アイテム数も年々増えてきています。使用する原料は、まず地元・上伊那のものを、そして長野県産のものを。メーカーさんも、できる限り地元の方々と手を携えながら取り組んでいます。
オリジナルブランド「春夏秋冬」は約80品目をラインアップ

昨年から春夏秋冬シリーズに加わった駒ケ岳山麓豚は、圧巻の品ぞろえ
「春夏秋冬」でいちばんの売れ筋は、諏訪市の関農場と宮田村のウエムラファームで飼育された、高品質なブランドポーク「駒ケ岳山麓豚」です。飼料や環境にこだわって育てているのが特徴で、脂の甘みが引き立つクセのない肉質に。週に50数頭仕入れているため、部位も豊富に提供できます。肉の比率をアップさせた餃子や、ウィンナー、ベーコン、生ハムといった駒ケ岳山麓豚の加工品も展開しており、こちらも好評です。
さらに、伊那谷の銘酒・信濃錦の甘酒や、上伊那産そば粉でつくる香りのいい高遠そばなど、「春夏秋冬」ではニシザワこだわりのアイテムを80品目ほど取りそろえています。

県内のつくり手とタッグを組んだオリジナル商品が評判
ほかに人気が高いのは、信州産大豆ナカセンナリとアルプスの伏流水でつくる豆腐。松本の田内屋さんが手がける、なめらかで濃厚な味わいの一品です。製法とコクのあるおいしさを極めた田舎みそは、岡谷の山万味噌さんにつくっていただいています。原料の大豆は国産ですが、今後長野県産でチャレンジしたいと考えているところです。
キムチは上田のキムフーズさんにお願いして、国産原料で企画しました。シャキシャキ感を残す独自の製法で、こちらのおいしさもお墨付き。いずれは県内の指定農園の白菜や大根を使えたらと思っています。
合成着色料不使用の商品だけを売り場に。ニシザワ仕様にオーダーも

情熱を持って安全でおいしい商品をセレクトする、小山内さん(左)と伊藤さん(右)
実は、「春夏秋冬」の立ち上げよりも前から進めているのが、合成着色料を使用した商品を売り場からなくすという試み。各メーカーさんには、合成着色料を使わずにつくってほしいとお願いし、たとえば長野のソウルフードである魚肉ソーセージなどは、ニシザワ仕様のものをつくっていただいています。それが難しい場合は、たとえ売れ筋商品であっても販売しないという決断に。これは、「安心・安全な商品をお届けしていこう」という決意の第一歩として始めた取り組みです。
安全性に加えて、味もやはり重要です。新商品開発や既存商品のブラッシュアップの際には、食べ比べをしたり、ときにはブラインドテストを行ったりすることも。身体によく、さらに自信を持って“おいしい”と思えるものを追求しています。
今後めざしているのは、より地元・上伊那を深掘りし、「上伊那ブランド」を発信していくこと。地域のお客様にも、こんなにおいしいものが地元にあったんだ、と改めて知っていただけるよう、これからも誠実に歩みを進めてまいります。
