ARURA・しあわせバイ信州編集部
「信州が大好き!」をモットーに、発見や驚きに満ちた情報、ほっと安らぎを感じられる情報、テレビや雑誌では紹介しきれなかった情報など、長野県をますます好きになる情報を発信します。
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のコーポレートメッセージを掲げ、長野県内では258店舗(2024年11月現在)を展開するファミリーマート。実は、地域の特性を生かした商品の開発にも力を入れています。しあわせバイ信州の理念とリンクする思いと、長野県産食材を使った商品開発について、それぞれの担当者にお話をうかがいました。
お客さまとコンビに。地域のファミリーのような存在を目指す
ファミリーマートが目指すのは、地域に寄り添い、お客さま一人ひとりとつながりながら、たとえ用事がないときでも立ち寄りたくなる、地域のファミリーのような存在。お客さまと“コンビに”なり、地域になくてはならない場所でありたいと願っています。
取り扱う商品は全国で同じ品揃えがベースになりますが、エリアごとに特徴ある商品の開発にも積極的に取り組み、地域の皆さまに親しんでいただいています。「地域のお店で県産品を購入することで、農地を守り、暮らしと街を豊かにする」というしあわせバイ信州の理念と合致することから、ぜひ参画したいということになりました。
長野県産食材を使った期間限定商品を発売
ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」には1000種類以上の商品があり、「地域限定商品」にも力を入れています。
長野にはおいしい食材がたくさんありますよね。なかでも世代を問わず地元でなじみ深い食材として、この秋、信州産ぶなしめじを使った「ぶなしめじごはんおむすび」を発売しました。ぶなしめじは醤油や砂糖、みりんで炒め、旨味をしっかり感じられるよう、やさしい味わいの出汁飯に混ぜ込んでいます。
9月には、同じく信州産きのこと野沢菜を使った和風ペペロンチーノと、一味唐辛子でピリ辛に仕立てた野沢菜炒めの直巻おむすびを、長野県・山梨県エリアで販売しました。
りんごモチーフの赤いビスケット生地をのせて焼いた、長野県産りんごクリーム入りりんごパンは、長野・富山・石川・福井・岐阜・愛知・三重・静岡(一部地域除く)で販売。こちらはやはり地元・長野での売れ行きが好調でした。(商品開発担当)
きのこ、野沢菜、りんごのほかにも、キャベツやアスパラなど、長野の食材には注目が集まっています。旬の時期や供給量が限られているため、期間限定、エリア限定にはなるのですが、これからも地産地消につながる商品づくりに取り組んでいきたいですね。
生産者に直接会って、思いをすくい上げる。日本の産地をアイスバーで応援
一方、「ファミマル」では持続可能な果実生産の支援につながる取り組みとして、2023年よりアイスバーシリーズを全国で展開しています。
私たちは地域社会=ファミリーと捉え、地域の課題解決に貢献できることはないかと向き合ってきました。そのなかで、日本各地の農産物を活用しておいしい商品を作ることで、生産者さんのお役に立てるのではと考えました。
今年9月には、長野県産の梨を使ったアイスバーを発売しました。長野といえばフルーツ王国。今回は産地代表としてJAあづみさんの農園を訪れ、生産者さんの様々な思いを直接伺い、芳醇で甘い梨の果汁を使ったアイスバーが誕生しました。使用した長野県産梨果汁は、ストレート果汁換算で約28トン。果汁比率も60%とたっぷりで、袋を開けた瞬間から梨の香りがふわっと漂い、リアルな梨の味わいが楽しめると大変好評でした。
商品化にあたって大切にしたのは、実際に生産者さんに会いに行くということ。直接顔を合わせ、果物に対する思いをうかがうことで、携わる方たちを応援したい気持ちは強くなります。
実際、傷がついてしまったり形やサイズが規格に合わなかったりという理由で売り先がない果物も、果汁をアイスに活用することで、フードロスの削減にもつながっています。
長野の梨農家さんからは、長野県が誇る甘くてジューシーな梨の味わいを全国の方々に知ってもらえてうれしい、という声をいただきました。(商品開発担当)
今後も、生産地やおいしい果物づくりを応援する取り組みを続けていきたいと思います。
エリア限定で親しんでいただける、地域の食材を使ったおにぎりやお惣菜、パン。そして地域の果物の味を全国にお届けするアイスバー。それぞれ継続して手がけることで、産地や生産者さんを応援しながら、おいしい商品を手軽に味わっていただきたいと考えています。新商品もぜひお楽しみにしてください。
「信州が大好き!」をモットーに、発見や驚きに満ちた情報、ほっと安らぎを感じられる情報、テレビや雑誌では紹介しきれなかった情報など、長野県をますます好きになる情報を発信します。